2020年春、ADLルームを備えた
最新リハビリテーションルームが始動
「地域医療」「高度先端医療」「最良の安心」を目標としています。首都圏リハビリテーション部門では、急性期・在宅(訪問リハビリテーション)領域でリハビリテーションサービスを提供しています。2020年4月には563床へ増床し、緩和ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟を開設いたしました。
概要 | |
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開設 | 平成24年8月 |
理事長 | 渡邉貞義 |
院長 | 笹沼仁一 |
病床数 | 563床 一般急性期病棟:442床 回復期リハビリテーション病棟:100床 緩和ケア病棟:21床 |
診療科目数 | 40 |
職員数 | 1,200名以上 |
あらゆるフェーズで充実のリハビリテーション医療を提供。
2020年4月に新棟がオープンし377床から563床に(急性期一般病棟442床、緩和ケア病床21床、回復期病棟100床)に増床しました。新棟屋上にはヘリポートが設置され、救急医療体制が更に強化されました。
2020年4月の新棟オープンに伴い急性期一般病床は377床から442床へ増床されました。増床に伴い救急医療・外傷再建センターの開設や各診療科の拡充が図られ、急性期におけるリハビリテーションの需要が更に高まっています。
2020年の新棟オープンに伴い新設され、個室9床、大部屋3部屋・12床からなります。患者さんやご家族のご希望に沿い運動療法や環境設定等の提案を行っております。医師、看護師等他職種と連携しQOLの維持・向上にも努めています。
回復期病棟は100床からなり、患者さんは脳血管疾患が約6割を占めています。新棟にはリハビリテーション室が2部屋あります。そのうち5階の部屋はADL室として実際の住環境を模した部屋に作られており、自宅退院を目指したより質の高いADL訓練を提供できる環境が整っています。
当院では通院でのリハビリテーションも提供しています。疾患は多岐に渡り、術前や入院前の指導、急性期・回復期病棟から退院後のフォローをしています。周術期や退院直後の不安を少しでも軽減できるよう、自宅での生活をサポートします。
病院から近い麻生区・稲城市の地域を中心に電動自転車で利用者さんのご自宅に訪問しています。在宅ならではの特徴として、生活場面での動作練習や運動指導、環境調整等を中心に介入しています。介護保険利用者の方に対する安心・安全な在宅生活支援を目標としています。
最新ADL室や緩和ケア病棟の開設により作業療法士に対するニーズが拡大
急性期・回復期・生活期と一通り揃った施設になりました。ADL室ができたので、在宅生活を想定した訓練も進めやすくなりました。ミーティングや勉強会を通して他部署のスタッフとも相談しやすい環境づくりをしています。
2020年4月より外傷再建センターが開設し、手の外科に対する需要が高まりスプリント作製等も実施しています。また2020年8月からSCU(Stroke Care Unit:脳卒中集中治療室)が開設したことにより、ICU(Intensive Care Unit:集中治療室)と併せて超急性期へもOTが介入しています。
2020年6月1日より開設した緩和ケア病棟は、緩和治療を望まれている方が安らかに過ごせるよう多職種と協働し支援する病棟です。患者様・ご家族の気持ちに寄り添い、身体や気持ちの痛み・苦しみ・つらさなどの症状を緩和するための個別・集団リハビリテーションを実施しています。
2020年度に開設され、多職種との連携など模索しながら一緒に作り上げているところです。OTには社会へ戻るスタートラインを、患者さんやご家族の目標や生きがいに添って共に作る役割があると考えています。訓練を充実させるだけではなく、その人らしい再スタートの場となるよう、可能性を支援できるチームを目指しています。
現在は急性期一般病棟のスタッフが兼務していることもあり、概ねPTが対応しているためOTの関わりは少ないのですが、上肢・手指の骨折や腱損傷など手の外科領域などはOTで担当しています。担当者は院内急性期から継続して関わるため経過を把握しやすいです。
あらゆるフェーズで充実のリハビリテーション医療を提供。
回復期病棟ができたことで、言語障害や高次脳機能障害の患者さんに対し、より長い期間の介入が可能となり、急性期からの経過を把握することができるようになりました。外来では術後の訓練や補聴器外来の対応もしています。
病気を発症した直後の患者さんに、言語機能や嚥下機能の評価や検査を実施し、患者さんの後遺症が残らないようにリハビリテーションを行います。また、医師や看護師、薬剤師と治療内容や経過などの情報を共有し、患者さんの治療経過に合わせたリハビリテーションを提供していきます。
言語障害、高次脳機能障害、摂食嚥下障害などの後遺症に対するリハビリテーションを行っていきます。患者さんの後遺症を詳細に検査して、症状に応じてテーラーメイドにリハビリテーションを行い、会話や食事の楽しみをもう一度獲得できるようサポートしていきます。
脳卒中後の失語症・運動障害性構音障害に対するリハビリテーション、機能性発声障害や喉頭がん摘出後の方のリハビリテーションを行います。退院後、日常生活でお困りの点をお聞きし支援していきます。専門外来では、舌小帯短縮症の手術後のお子さんへの構音訓練、補聴器外来では難聴・耳鳴の患者さんに補聴器の調整を行っています。
新百合ヶ丘総合病院リハビリテーション科では、急性期医療に対応すべく多様な機器を揃えています
2020年4月にオープンした最新ADLスペースは、患者さん利用者さんの「在宅復帰」「在宅生活」の目標をサポートする上でも、またセラピストが経験を積む上でも国内有数の設備と言えます。
駅周辺に商業施設が立ち並ぶ新百合ヶ丘。
都心に比べ家賃も手頃な、若者やファミリーに人気の街。
都心へのアクセス抜群なのに自然豊富。
小田急沿線の暮らしやすさは首都圏トップクラスです。
新百合ヶ丘は、駅前には大型のショッピングモールが立ち並び、その先には閑静な住宅地と緑地が広がる街です。音楽・映画の教育機関や、川崎市アートセンターといった芸術文化の街づくり、畑や竹林といったのどかな一面も持ち合わせているところも魅力の1つです。
その一方でロマンスカーなどの特急電車も停車し、小田急線で新宿まで約20分と都心へのアクセスもよく、駅前のバスターミナルからは羽田空港行きなどのバスも発着する交通の便が良い立地となっています。
全国から集まる仲間と
切磋琢磨できる職場です