身体・心理・環境、すべてにアプローチして、
日常生活をその人らしく。
作業療法士は日常生活に関わるすべての活動を「作業」とし、作業を通じて基本的動作能力・応用的動作能力・社会的適応能力(認知機能も含む)の維持改善を支援し、「その人らしい生活」の獲得を図ります。
急性期・回復期・生活期を通じて身体だけでなく心理面や環境にもアプローチし、必要な能力開発や手段獲得のため、本人やご家族の意思を尊重しながら、最適な答えを探していく姿勢が必要です。
そのためには多職種との連携や社会資源・福祉機器等に関する情報にも常にアンテナを張っておくことが大切です。各施設でも勉強会などを通じて、部署を超えて情報共有や相談ができる体制づくりを心がけています。
リハビリを通して「その人らしい」日常を取り戻すために身体機能、認知・高次脳機能面の評価を行い、セルフケアの自立や代償手段の獲得、環境調整などを支援します。多職種への働きかけも行います。
※総合東京病院は休憩45分、終業が17:00となります
入職6年目OT
患者さんのバイタルや、カルテ情報やその日のリハビリの状況などをメモしておき、カルテ記載時に参考にしています。入院担当は365日シフト制のためスケジュール管理にも欠かせません。会議や委員会の予定も忘れないように記入しています。
入職4年目OT
評価と治療はワンセット、定期的に評価を実施し介入の効果判定をします。関節可動域に問題のある方には、ゴニオメーターを使用して可動域を測定しますが、いつでもすぐに使えるよう、殆どのセラピストが自前のゴニオメーターを持ち歩いています。
入職9年目OT
ウロバッグのついている患者さんを車椅子に移乗したり、一緒に歩行したりする際に両手を空けるためにS字フックを利用します。大きさや固定のしやすさなどにもこだわりがあります。
入職9年目OT
筆記用具などに装着して、簡易的な自助具として使うことがあります。安くてどこでも手に入りやすい物なので、気軽に紹介できる物品です。
入職5年目OT
リハビリ室は職種に関係なく使用しており、お互い何をしているのかがよく見えるので、コミュニケーションしやすい環境です。年齢・経験共に様々なスタッフが在籍しており、それぞれ得意分野があります。先輩も気さくで色々質問しやすい環境です。
入職6年目OT
ADL室はキッチンや手すりの高さを変えられ、上り框やスロープ、洗面所など実際の住宅環境に近づけた環境で訓練ができるようになっています。勉強会やミーティングはOT全体で行っているので、部署を超えて相談しやすい環境です。
入職2年目OT
回復期病棟では磁気刺激治療やロボットリハビリテーションなど、先端医療機器をしようしたリハビリテーションに携わることができます。センター全体でOT勉強会を行っていて、いろいろな分野に触れることができます。
入職4年目OT
生活期の作業療法としては、実際の生活環境を用いて介入できます。それぞれ違う環境での利用者さんに寄り添って考えることができるのが良い点です。また、他の職種と比較し作業療法士は少ないですが周囲のスタッフと情報共有し、在宅まで支援しています。病棟とは違う視点で考えられるため日々勉強することができています。